事業系ごみが急増!食品リサイクルの推進を!

2014年12月16日 15時58分 | カテゴリー: 活動報告

 事業系のごみは、景気の上向きがあるためか昨年度急増し、座間市海老名市綾瀬市3市の可燃ごみを搬入する高座清掃施設組合では前年比114.3%の増となっています。座間市においては2000年以来減少し続けてきた中、前年比156.4%の増にもなっています。昨年度座間市の可燃ごみ量27,488トンのうち、事業系は4,153トン16%を占め、これは、3市平均21%と比べれば少ないのですが、昨年の事業系割合が10%とのことから量・割合とも急増しました。

 この原因について担当課は調査中とのことです。相模原市内で処理をしていた事業系ごみを収集する一業者が昨年から高座清掃施設に搬入することにより、561トンが経常的に増えることになったとのことですが、その件を除いても、937トン増加の前年比135.3%となります。

 増加要因には昨年4~5店舗オープンしたコンビニや外食店、配送関係の一時的ごみも指摘されていることから、市内チェーン店のコンビニエンスストア7社、複数店舗あるところは2店舗ずつくらい計15店舗の状況を調べました。資源物については全てのところで、缶・ビン・ペットボトル・段ボールを資源化し、数店舗で、油の回収もありました。昨年オープンした店舗数社では、レジ袋やプラスチック容器の資源化もしていました。

 しかし、廃棄せざるを得ない食品については、直営店となっている1店舗を除いて可燃ごみとして処理していることが分かりました。2000年に食品リサイクル法が成立しましたが、年100t以上の排出事業者に課せらせているので、本部に加わる直営店のような形でないと食品リサイクル推進義務は発生せず、ルート開拓もされていない現状を知りました。

 現在、食品のリサイクルは、51%がえさ、飼料に、12%が肥料になり、他にはメタン化、油脂化されています。飼料化をしている相模原市の再生利用事業者によれば、キロ20~25円の費用をもらい、飼料化していますが、その費用よりも事業系ごみの搬入手数料が高い、三多摩のスーパーのものが入ってくるけれども、23区や川崎市、横浜市などそれより安い搬入手数料のところは入ってこないとのことです。

  東京都・武蔵野市では、2013年4月から搬入手数料を20円から40円に上げました。これは、手数料を実質原価に近づけるためにも必要だったとのことですが、こうしたことも作用して、2013年度の事業系廃棄物量は28%の2632トン削減し、6862tとなり、同時に事業系食品廃棄物のリサイクル量は4291tになり、2012年の2.1倍にもなったそうです。 

 昨年食品リサイクル制度見直しにむけて、食料・農業・農村政策審議会食品リサイクル小委員会と中央環境審議会食品リサイクル専門委員会が9回にわたって開かれたなかで、清掃工場の事業系ごみの搬入手数料が安価に設定されていることが、リサイクルを妨げているとする指摘が繰り返されたといいます。

 まずは、事業者への資源化減量化の指導、特に食品リサイクルの促しを強め、さらには高座清掃施設組合の搬入手数料25円/kgはコスト相当とのことですが、リサイクルに誘導する料金設定を検討していくことも必要と考えます。

担当課の調査結果を待ち、今後の推移を注視していきます。