様々な困難を抱える方の就労支援に取り組む企業に学ぼう!

2015年1月3日 16時53分 | カテゴリー: 活動報告

 昨年末、神奈川ネットワーク運動の障がい児・者ワーキングチームによる、障がい者就労支援を行う全国展開の企業、“(株)アイエスエフネットライフグループ”の静岡 沼津営業所の視察に参加しました。

 事業所は駅に近いビルにあり、2Fから6Fまでグループ企業が入り事業を展開していました。6Fでは、アイエスエフネットライフ静岡が障害者総合支援法に則り、就労移行支援(就労訓練)、就労継続支援A型(雇用型)、就労継続支援B型(非雇用型)、自立訓練(生活訓練)のサービスを実施し、各階で業務に携われるようになっています。現在の利用は、70%が精神障がい者、15%が知的障がい者、15%が身体障がい者とのことで、 就労移行支援に29名、就労継続支援A型に19名、就労支援B型に4名、自立訓練(生活訓練)に13名が利用しているとのことでした。また、6階には放課後ディサービス(たくみクラブ)も運営されていました。

 各階では収益事業として、2Fビッフェ形式レストラン(たくみ農園)、3F貸しオフィス(匠ソホラ)、4F機能訓練型ディサービス、スポーツジム 5Fコールセンター、見積書作成などパソコン業務のグループ企業が入っています。アイエスエフネットライフでの就労訓練を受け、ここで就労している方もいます。

 特筆すべきは、この企業がユニバーサル就労を雇用方針としていることです。ニート・フリーター、FDM(未来の夢を実現するメンバー=障がい者)、ワーキングプア、ひきこもり、シニア、ボーダーライン、DV被害者、難民、ホームレス、小児がん経験者、ユニークフェイス、感染症の方、麻薬・アルコール等中毒経験者の方、性同一性障害、養護施設等出身の方、犯罪歴のある方、3代疾病、若年性認知症、内臓疾患、その他(難病・失語症・生活保護)就労困難な方を受け入れ、個々に応じた就労支援を行っているというのです。

 障がいを持った方等就労に困難な方を支援し、各階のグループ企業の仕事を切り分け、個々に対応した就労の場をつくっている企業があるとは驚きました。障害者総合支援法の制度の補助金と、収益を上げるレストランやスポーツジム・デイサービス・貸オフィス・パソコンによる見積書作成などの事業を行うことによって、企業が事業運営できるとは大きな学びでした。多くの企業に知ってほしいとともに、自治体も大いに学んで欲しいと感じました。

 このアイエスエフネットグループのH.Pで、川崎市と「就労困難者の雇用に関する包括連携協定」を結び、生活保護受給者100名の雇用を達成したと知りました。座間市においても、障がいを持った方への支援としても、また生活保護率の高いことから生活困窮の方への支援としても、こうした姿勢の事業者の事業方針経営内容を市内の事業者に伝えて欲しいと強く感じました。4月からの生活困窮者自立支援の就労先づくりに学ぶべきと提案していきます。