家族まるごとの支援の必要なダブルケア者への認識を!

2015年1月23日 05時45分 | カテゴリー: 活動報告

 先日、横浜国立大学アジア経済社会研究センター主催による「ダブルケア(育児と介護の同時進行)シンポジウム」に参加しました。団塊の世代の女性による、親や義理親の介護と孫育て、特に、団塊ジュニアによる親や義理親、祖父母の介護と自分の子育ての同時進行を担う大きな負担の実態についての調査報告がされました。高齢者のケアと子育てのケアは別々に行われてきましたが、社会的ケア政策として横断的に見直す必要があることを学びました。調査は、2012、2013年に3回行われたサンプル数約1900人のもので、ダブルケアの当事者は、小学校低学年を持つ40代となっています。

 報告後のグループ討議の際、当事者の方から、学校の先生やママ友、介護関係者にもダブルケアのしんどさを話せず、当初は夫の理解も十分ではない苦労をしてきたことをお聞きしました。

 研究報告では、柔軟に利用できる、一時預かり保育と在宅ケアの合体版の例として、「たすけあいワーカーズ栄」の実践も触れられていました。座間市においては、市民に必要な生活支援をと、25年ほど前に家事介護のワーカーズを設立し、そこから専門性を高めて、移動支援、子育て支援のワーカーズを設立、連携しながら利用者のニーズに対応してきましたが、こうした社会状況に至った現在、その家庭をまるごと支えるの生活支援も必要であることを認識しました。子育ても介護も、移動も含めて使いやすいサービスの必要性があることを、ワーカーズを始め、座間市内事業所に伝えていきたいと思います。

 また、縦割りの対応に終始している行政においても、ダブルケアの必要性を働きかけ、相談体制の必要性を働いかけていきたいと思います。