市民参加の読書によるまちの活性化ー恵庭市まちじゅう図書館事業―

2015年7月13日 13時21分 | カテゴリー: 活動報告

 先週、教育市民常任委員会の視察で「人とまちを育む読書条例」を制定した北海道恵庭市を伺いました。恵庭市は1992年に図書館を完成後、市民の貸出数は全道1位だが子どもの貸出数が伸びないと、2000年に全国に先駆けてブックスタート事業を実施し、2004年には小学校に、2006年には中学校にと、市費で全道初の学校司書を配置しています。市の積極的な取り組みとともに、読書をめぐる市民の参加も活発です。図書館での読み聞かせ・整備等の活動団体が23、小学校には各校で読み聞かせや図書室整備のボランティア団体が活動し、中学校では整備中心ですが、各校で活動しています。多くのボランティアが参加し、市民とともに地域ぐるみで読書のまちづくりを推進してきた恵庭市は、この環境を次の世代に引く継いでいくことが大切と考え、2012年にこの条例を制定しています

 恵庭市の貸出冊数(2013年度)は、一人当たり、9.11冊(座間市の同年の貸出冊数7.37冊)、全国では17冊ほどの自治体もあるわけですが、低い数値ではありません。しかし、その読書への活動は図書館のなかに留まるものではありません。 読書活動推進事業として、“恵庭まちじゅう図書館”があります。これは長野県小布施町が先進的に取り組んでいるものですが、まちの飲食店等お店に手持ちの本を並べてもらい、私設の図書館を開設してもらうものです。本好きの集うまちにと、職員がお店を伺いお願いして、2013年1月当初は20店舗だったのが、今は50店舗になっているそうです。館長であるお店の方のお気に入りを並べることで、本による人の交流もひろがります。昨年は、参加館の提案によりスタンプラリーも行われました。

 人と地域をつなぎ、本を通じた市民参加型のまちづくり、条例は恵庭市民の生活にしっかりと息づいているのを学びました。何をもってまちを活性化していくか、座間のまちで考えていきたいと思います。