遺伝子組み換えは今、より危険な方向に。

2015年8月17日 02時05分 | カテゴリー: 活動報告

  全国学校給食を考える会主催の学習会に参加し、(株)オルター・トレード・ジャパン政策室長印鑰(いんやく)氏による、「グローバルに考えよう食品の安全~遺伝子組み換え食品・農薬問題を軸にして~」をお聞きし、遺伝子組み換えは今、より危険な方向に変わりつつあること。今年が正念場と認識しました。

 遺伝子組み換え作物と除草剤(ランドアップという商品名の除草剤グリホサート)の大規模耕作が始まってから20年、アメリカではこの20年でアレルギー、不妊症、神経関連の病、ガンなど慢性疾患が急激に増加、これは特にグリホサートが及ぼす可能性が指摘されている障害です。グリホサートは低濃度でも危険であり、今年、WHOは発がん性を認定しています。

 グリホサートを使っている農園で働く中米やスリランカの農業労働者が、通常まれな慢性疾患に大量にかかり、数万単位で死亡したそうです。。スリランカ、フランス、オランダ、エルサルバドル、アルゼンチン、ブラジルなどでグリホサートの使用や販売禁止などの規制が進んでいます。しかし、グリホサートをかけても枯れないスーパー雑草が増えたため、ますますグリホサートの使用量は増えてきています。米国環境庁ではグリホサートの残留許容量の引き上げを昨年から実施しています。

 さらには、グリホサートが効かなくなってきたためさらに危険な2,4-Dやジカンバ(ベトナム戦争の枯れ葉剤)を混ぜようとしています。米国では50万人以上が反対し2年以上承認されなかったのが2014年に承認されたとのことですが、日本では2012年にすでに承認しているというのです。このことは全く知らなかったのでショックでした。最大輸入国の中国が承認していないのでまだ使われていないとのことですが、来年以降使用されるかもしれない局面にあります。

 子どもたちにアレルギー、自閉症などの問題が深刻化する中で、米国の母親たちが動き出しています。母乳を検査し、モンサントや規制機関が体内に残留しないとしていたグリホサートが確認されました。遺伝子組み換え食品を避ける食生活の母親にもみられたことから、遺伝子組み換えでない作物にも使われていることが分かってきました。こうした中、体内のグリホサート残留量や使っている水道水に含まれる量を測定し、グリホサートの世界的禁止を求めるプルジェクトが始まったそうです。日本でも、尿、水道水検査がスタート、母乳検査は今年後半からとのことです。

 昨年、遺伝子組み換え食品の表示を進めることを中心に食品表示の改善を求めた意見書を座間市議会に提出し採択されましたが、神奈川ネットワーク運動座間市民ネットでは、これから市民の運動として勉強会、署名活動等を進めていきたいと考えています。