中学校給食試行スタート-ランチボックス型の不足部分を補う努力を-

2015年9月8日 11時28分 | カテゴリー: 活動報告

 91日から、いよいよ東中と栗原中2校で、選択式、デリバリー方式のランチボックス型の中学校給食の施行が始まりました。申し込みは3035%とのことです。

 市の栄養士による献立、食材の調達は、デリバリー方式のランチボックス型とはいえ、業者弁当から大きな前進といえます。また、学校給食という位置づけにより就学援助の対象として支援されることは、意義あることといえます。

 他の自治体においては、小学校と同じ形態の自校調理やセンター調理方式の中学校給食を実施している所もあるなかで、座間市では財政負担に重きを置いて論じられ、小学校で実施されている、各校栄養士配置、自校式調理の給食の形態ではなく、現在の方式となったことから、その、不足部分を認識しながら中学校給食を実施していく必要があると考えます。

 9月は16回中ご飯が15回、1020回中18回がご飯という完全米飯に近いものになっています。そこで、完全米飯を実施し食育に力を入れている、センター式調理の中学校給食を実施している新潟県三条市の献立を比べてみますと、三条市の518回の平均カロリーは、808カロリー、たんぱく質30.26グラム、714回の平均カロリーは802カロリー、たんぱく質30.4グラムです。三条市は基準を801カロリー、たんぱく質30.0グラムにしており、ご飯、汁物、主菜、副菜という組み立てです。一方、座間市は、916回の平均カロリー842.8カロリー、たんぱく質は35.26グラム、1020回の平均カロリー847カロリー、たんぱく質35.97グラムとなっています。国の2013年改定の生徒12歳から14歳の摂取基準は、カロリー820カロリー、たんぱく質は30グラム、範囲として2540グラムとなっていますが、三条市とも比べると、座間市のカロリーは基準より高く、たんぱく質は少し多めといえます。 

 また、ランチボックス型中学校給食の施行をしている、藤沢市は汁物が週1~2回ついている献立のためか、座間市よりカロリーたんぱく質とも低くなっています。汁物のない相模原市は、座間市とほぼ同程度となっています

 これらから言えることは、野菜たっぷり具だくさんの汁ものをとる機会の多かった小学校給食の自校調理形式に対し、ランチボックス型の献立は、油を使った調理法が増え、たんぱく質に比重をおいたメニューになりやすい、という制約が発生せざるを得ないのでは推測します。

 汁物は、食缶が必要となり、受け取る場所の設備面、運送面、配食の時間の確保、個別容器であればコスト面、など 運営する市の費用がかかるとは言えます。

 しかし、実施するのは業者弁当ではなく、学校給食です。汁物をつけることで、ランチボックス型による不足部分、油を抑えた調理法で、野菜の摂取を増やすこと等が補えるのではないかと考えます。そこで、9月の一般質問では、汁物をつけないことにした理由について問いましたが、塩分の多い汁物を出すと副菜との調整が難しいとのことでした。

 施設整備のコスト面の理由ではなかったので、栄養士さんと意見交換を行っていきたいと思います。