中学校給食委託調理業者を訪問―カット野菜使用は市の選択―

2015年11月15日 00時25分 | カテゴリー: 活動報告

 11月上旬、座間市民ネットメンバーとデポー運営委員の方と中学校給食の調理の委託を受けている、山路フーズ(本社 大和市中央林間西工場)を訪問しました。調理の室内には入れないため相模原工場、海老名工場設置のカメラを見ながらお話を伺いました。

 特にお聞きしたかったのは、虫の混入によって判明した、カット野菜使用の経過、理由、作業状況等についてです。使用する経過については、中央林間工場では座間市中学校給食400のほかに、一般企業3000・幼稚園給食1000~1200も行っているため、仕込みには時間・場所・人も不足、募集しても人が入ってこないとのことでした。また、藤沢市800(試行)と海老名市1000の中学校給食を作っている海老名工場では、他に一般企業6000分もつくているため同様の状況があり、そこで、山路フーズが座間市と海老名市に企業弁当で使用しているカット野菜のお願いをしたとのことでした。カット野菜使用は委託調理費が安くなります。

 カット野菜の製造工程では次亜塩素酸水溶液に5分漬けています。次亜塩素酸ナトリウム自体には強い急性毒性がありますが、水に溶かした溶液に野菜をつけた後、十分水洗いするため最終的には残らないとしています。市場で流通している商品は安全と、県内でも給食食材の放射能検査をしていない数少ない自治体の座間市、カット野菜や総菜のサラダ等は次亜塩素酸ナトリウムで消毒しているものが一般市場で流通しているのだからと、残念ながら問題ではないととらえています。そして、保護者は安い方が良いとの認識を持ってカット野菜を受け入れています。

 保護者は、学校給食に何を期待しているのでしょうか?何人もの保護者の方から、給食には安全性を求めているとの声をお聞きしました。山路フーズからお願いされても、給食食材はどうあるべきか、学校給食は予防原則に則って実施する観点に立てば、こうした選択はできないものと考えます。費用は保護者が負担する材料費ではなく、市が負担する調理委託費を増額することではないでしょうか?

 子ども、保護者の信頼に答える、予防原則に立った食材選定基準を文書化するよう、市に働きかけていきます。