海洋汚染にもつながるレジ袋ー無料配布中止・有料化協定を―

2015年12月21日 09時07分 | カテゴリー: 活動報告

 12月19日、容器包装の3Rを進める全国ネットワーク主催の「海ごみにもなってしまう、使い捨てのレジ袋を減らす!」の講演・パネルディスカッションに参加しました。最近クローズアップ現在でも取り上げられた、プラスティックによる海洋汚染について、東京農工大学教授の高田秀重氏、三重県での産官学民連携のレジ袋ゼロの実践について三重大学教授の朴恵淑氏、環境省リサイクル推進室の鈴木弘幸氏の講演、一般社団法人JEAN代表、日本チェーンストア協会理事、千葉大学環境ISO委員会の方の報告がありました。

 レジ袋をはじめ、最も多いのが硬質プラスティックですが、分解せずなくならないプラスティックが世界中の海(特に海洋だまりに)、川に堆積しています。えさと間違えて食べている鳥・魚の実態は今やほぼすべての調査個体から検出されていることから危機的状況にあるといえます。そのプラステックには環境ホルモンのノニルフェノールやPCBなど有害化学物質がくっついていることもプラステックを摂食し、蓄積されてしまう生物への被害を大きくしています。高田氏は、プラスティックは原油を材料に、作るにも原油のエネルギーをかけ、サーマルリサイクルにするとまた原油のエネルギーをかけて燃やしているので、サーマルリサイクルは循環型ではないと強調していました。人口減少・財政縮小の中で、今更新の時期が多くなっている、30年寿命の焼却炉をつくり続けていくのかと、プラスティックをつくらないしくみを訴えていました。また、朴恵淑氏は三重県でのレジ袋ゼロ運動において、行政他関係機関とのレジ袋有料化協定を行って実施していったとのこと、日本チェーンストア協会執行理事の増田氏によれば、レジ袋有料化は行政が音頭を取ったところが実施しているとのことでした。

 高田氏の講演を聞き、プラスティク製品の発生抑制、資源ごみも含めた総量規制に取り組む必要性を強く再認識しました。主催者の容器包装の3Rを進める全国ネットワークでは、容器包装リサイクル法の見直し事項として、レジ袋の無料配布中止をあげ、法制化を要望しています。まずは、市内スーパーのレジ袋実態調査を行い、有料化協定を市に働きかけていきたいと思います。