保育事業に積極的な相模原市、隣接座間市は、子どもも保育士も奪われる?!

2016年2月7日 23時28分 | カテゴリー: 活動報告

2月5日、神奈川ネットの小規模保育チームにて、相模原市に小規模保育事業について聞き取りに行きました。相模原市は整備、質の向上、保育士の獲得の3つのテーマを持って積極的に保育事業に取り組んでおり、子ども子育て支援新制度スタートの初年度現在、19の小規模保育所が運営されています(年度途中でも随時開園)。市内には、現在44もの市の認定保育室(保育料の減額 0~1歳児19,000円、2歳以上17,000円、第2子以上はさらに減額)があり、小規模保育所19のうちB型14のうち7は認定保育室からの移行(場所を変えた1か所を含め)となっています。これには、低年齢の施設の認定保育室が移行したこともありますが、説明会を行い促しをしていることや、巡回支援事業として、公立保育園長経験者と現役保育士3名による定期的な訪問によるアドバイス・情報提供などの支援があることも作用しているのではと考えます。また、小規模保育の課題である、卒園後3歳からの行き先となる連携園づくりについては、入所基準として小規模卒園児に20点の加点をしていることや、連携園に保育支援と受け入れ枠として5万5千円/月の加算をつけ、さらに子ども一人につき2万5千円/月加算して、小規模保育卒園先を保障していこうとしているのも驚きました。

また、いただいた資料によると、保育士等人材確保推進事業として、保育士等就職支援コーディネーターとキャリアカウンセラーをおいて潜在保育士の再就職支援や、就職後のフォロー、多様な働き方の支援をおこなっており、保育事業にきちんと対応していることを知りました。

小規模保育事業の7割(14/19)がB型(半分は保育経験者でOK)であることや8割で一時預かり(16/19)を実施している特徴的なことについては、B型といっても、実情は3/4が保育士のところが多く3/4加算を受けているということでした。また一時預かりについては、併設型の一時預かりはなく、定員に充ちていない余裕活用方の一時預かりということがわかりました。併設型は補助金が少なく(2000円/日、1,000円/半日)、優位性をとらえていないようで市独自の加算はしていませんでした。

これから人口減少社会に向かう中では、子育て世代に定住してもらえる施策が必要です。人口規模、予算規模の違いすぎる相模原市ですが、保育に手厚いです。一方、隣接する座間市は国の補助金頼みの子育て支援策に終始しいています。予算配分を子育て支援に優先順位を上げるよう3月議会で働きかけていきたいと思います。