ひこばえ視察-里親を広げて増加する社会的擁護の子どもへの支援を-

2016年2月15日 05時13分 | カテゴリー: 活動報告

2月13日、神奈川ネットワーク運動県央ブロックの活動で海老名に昨年6月にオープンした、県の里親センター「ひこばえ」を視察しました。社会的擁護が必要な子どもが増える中、その9割が施設で育ち、里親の家庭で育つ子どもは1割ほどにとどまる世界的に低い状況から、県では向こう15年で3割を里親でと計画がされています。社会的擁護の必要な子どもに対して、これまで県内5つの児童相談所と各1つずつある家庭養育支援センターが里親制度の普及を行ってきましたが、「ひこばえ」を設置し、県全体を統括して、制度の普及促進、里親の支援強化、里親委託推進を図ることになったということです。

開設から7カ月ほど、里親を希望する相談が10件ほどあり、里親に向けた調理実習等の研修会・里親の悩みの相談等からサロン開催、また対象を絞っての保健師・民生委員・幼稚園等や短大にも普及啓発に出向いているとのことでした。責任者の方は、これまで家庭養育支援センターを担ってきたこともあり、様々な事例から施設と里親のそれぞれの優位性、里親の意義を話されました。里親は、地域とつながった家庭であり、子どもが将来家庭を築いていく上で家庭の中で生活することが必要であると、少しの期間であっても家庭での体験ができるよう働きかけをしていることを知りました。

また、県は特別養子縁組(6歳までに縁組する)を進めていないことや、実親がいる場合が多いことも知りました。なにより、里親というのは長期的なものと認識していましたが、母子家庭の母親の入院時や、月に4~5日というレスパイト的なものや、2泊3日の3日里親制度もあるということを知り、また、子育てを終えた里親の方も多いということから、里親制度は他人事でななく身近な制度であることを学びました。そして各自治体と連携して里親制度を広くお知らせしていく必要があると感じました。