市社協と市共催による地域福祉フォーラム「身近にある貧困」開催

2016年3月22日 01時48分 | カテゴリー: 活動報告

3月21日サニープレイスにて、「身近にある貧困~どうなる・どうする~」と題したフォーラムが開催されました。基調講演として、NPO法人ほっとプラス代表の藤田孝典さんが、相談支援から見える具体的な年収・年金金額を示しての貧困の状況をわかりやすく話してくれました。その後の分科会は、①豊島WAKUWAKUネットワーク代表の栗林知絵子さん講演による「子ども食堂」が支える子どもの未来、②市内NPOによる事例発表から高齢者を支える貧困支援の取り組み、③障がい者の相談事業や地域活動センターの報告から障がい者の貧困をどう支えるか? ④生活困窮者自立支援法からみえる中間的就労等働くについて の4つが行われ、最後に全体会にもどり分科会報告と参加者との意見交換を行いました。

今回のフォーラムは、貧困について共通認識を持つために、それぞれが何をすべきか、つながりを生かした取り組みのきっかけづくりを目的としています。生活保護率は、2014年度は微減したものの、2015年度は再び増えています。世帯数としては増え続け、うち高齢者世帯は増え続けています。NPO法人足跡の会の報告から、昨年市内の孤独死・孤立死は約40件とのことでした。高齢者の貧困の課題は大きく、また、児童扶養手当受給者は微減しながらも、就学援助費を受給している中学生の認定率が、2014年度にそれまでの15%台から18.08%と急増し、現在17.55%という状況もあるように、子どもの貧困も問題です。

参加した市民が、貧困を抱える子ども、障がい者、高齢者それぞれ当事者にかかわりを持つ活動において、ニーズを発見し、サービスにつなげる、サービスをつくるだけでは追いついていかないのではと思います。今回、市社協と市がきっかけづくりとしてこのフォーラムを企画したのは評価しますが、今後貧困の実態について、出来るところから(児童扶養手当受給者・就学援助受給者へのアンケート、様々な計画策定の際の市民アンケートに貧困状況調査も入れる、など)調査をしてニーズをとらえていく必要があると考えます。