子どもの全数把握が可能な学校で困難を抱える子どもの早期発見を!

2016年4月28日 13時20分 | カテゴリー: 活動報告

4月23日、NPO木パト・相模原の国際化を進める協議会主催による学習会、〝困難な状況を生きる子どもたち~スクールソーシャルワークを見える通してこと、考えること~”に参加しました。野宿舎・困窮者・虐待の支援をしている木パトの会員でもあり、相模原市のスクールソーシャルワーカーをしている湊岳美さんから、関わってきたケースから課題と展望についてお聞きし、私たちにできることとしてグループ討議も行いました。

ケースから2014年度の傾向として、長期欠席・欠席しがちな子どもは85%にもなり、知的障害や発達障害の傾向がある子どもが多いこと、家庭の問題として、50%に養育、21%に保護者の精神面、17%に親子関係に課題があるとのことでした。その解決策の提案として、孤立する子どもや保護者の居場所が必要、こうした環境にいる子どもには身近に目標にできる大人がいることで希望が生まれ可能性が広がるとのことでした。

生活保護率が19.36%(2016年2月)と県内2番目に高い座間市では、生活保護には至らないまでも困窮している子育て家庭が多いのではと推測しますが、実情を把握できません。昨年度からスタートした生活困窮者自立支援窓口に相談にくる方は限られ、児童扶養手当受給者の把握がほぼ網羅できると考えていました。しかし、湊さんの話にあるように、小・中学校には全ての子どもが所属し、スクールソーシャルワーカー(スクールカウンセラーは申し出のあった当事者の相談を受ける)」は学校を通してすべての子どもの状況をアウトリーチで把握することができることから、スクールソーシャルワーカーの関わりが重要であると認識しました。

座間市では、中学校6校に1人と県からの1人のスクールソーシャルワーカーがいます。様々な困難を抱える子どもへのアプローチは、担任教諭の発見力とスクールソーシャルワーカーのきめの細かい対応如何であることといえます。スクールソーシャルワーカーの充実を提案していきたいと思います。