議員定数の削減は民意を反映できるのか?

2016年7月4日 12時39分 | カテゴリー: 活動報告

昨年6月議会に「座間市の議員定数削減についての陳情」が出され、8月議会には「民意を狭めチェック機能を弱める議員定数削減に反対し、より充実した議会活動を求める陳情」が市民から出されましたが、継続審議として判断を先送りされてきました。それに対し、この6月議会で3会派(大志会・いさま・公明党)から定数1名減の定数の改正条例案が出されました。今議会最終日にこれら定数についての採決となりましたが、市民の陳情の採決は議員提案議案のあとの順番となりました。つまり、議員提案議案が採択となれば、みなし議案として2つの陳情は採決しないということです。結果は議員提案が賛成多数により採択となり、市民の陳情は採決されませんでした。神奈川ネットワーク運動では他の陳情と同様、市民の陳情を先に採決すべきと考えます。

今回の条例提案の提案趣旨、賛成意見では、人口減少の中では議会運営の効率化を目指す必要がある、市民の削減要望がある、議員定数には合理的な定数はないとのことでした。しかし、議会運営の効率化とは何なのか? ニーズがますます多様化するなかで、市民の代弁者である議員は、税金の使い道を決定する役割において多様なニーズ・考え方を提案し調整していくことが求められます。そのためには、定数の削減はますますその役割を果たせなくなると考えます。議会改革が進む先進自治体会津若松市議会は、議員間討議ができる1委員会の人数を6名と議会基本条例で定め、定数を規定しています。現在、座間市議会では2名の欠員のため、4つの常任委員会のうち5名の委員会が3つあり、委員長が進行役に徹する中では4名の委員での質疑となる状況は質疑量の不十分さを感じてきました。市民に信託された審議審査の場が不十分な状況で良いのでしょうか?

神奈川ネットワーク運動では、仮に財政状況から議会費枠の縮小が求められる際も、ひとり一人の議員歳費を削減してもこれ以上の定数は削減すべきではないと考えます。こうしたことから、今回議員定数1名減を求める議員提案の条例案には反対しました。