全く不十分な食品表示基準改正!パブコメに声を出そう! 

2017年4月9日 12時49分 | カテゴリー: 活動報告

現在消費者庁より、食品表示基準の改正についてパブリックコメント(3月27日~4月25日)が行われています。加工食品の表示については、昨年3月末に自民党の農林水産業骨太策定プロジェクトチームが、すべての加工食品を原料原産地表示の対象とする方向で検討している、TPP対策とのと報道がありましたが、この間、消費者庁の加工食品の原料原産地表示制度に関する検討会で審議が行われてきました。すべての加工食品を表示するのは、消費者にとってより有益となると考えていましたが、消費者庁の資料では適切な表示となり得るのか疑問です。

改正のポイントとして、1.すべての加工食品で重量1位の原材料の産地を重量順に明記 2.仕入先が頻繁に入れ替わり重量順表示が困難な場合の例外表示として、① 原産国が3か国以上ある場合は、重量割合の高いものから順に国名を表示し、3か国目以降を「その他」と表示することができる  ②「国別重量順表示」が難しい場合には、一定の条件の下で、「可能性表示」や「大括り表示」の表示を認める  3.対象原材料が加工食品の場合、中間加工原材料の「製造地」を表示する、です。 問題なのは、例外表示と認めている、可能性表示と大括り表示です。可能性表示は、国を「又は」でつなぐ表示であり、3カ国以上ある場合3カ国目からは「その他」としてよいものです。大括り表示は、3カ国以上ある場合「輸入」と括って良い、また、可能性表示+大括り表示として「国産又は輸入」と表示としています。また、製造地表示となると、輸入原料でも国内製造表示となり原産地表示ではなくなります。

そしてそもそも原産地の表示は、大半の輸入原材料については製品に占める重量の割合が50%以上である原材料が対象であり、50%未満輸入原料を使用いても表示しなくてよいという50%ルールの問題もあります。

消費者にとってより確かで安心のできる表示となるよう、改正の不十分な点について出して行きましょう!