2学期から全6校で実施の中学校給食 すべて同一事業者への委託調理に

2017年4月28日 12時50分 | カテゴリー: 活動報告

このほど、2学期から残り4つの中学校での学校給食の調理委託業者が決まりました。現在2校の試行を受託している業者でした。ホームページでの募集であり、しかも実施要領などのダウンロードが3月27日から31日の5日間のみと大変短かかったことから、広く他の業者への案内となったのか、難しいように思います。

座間市の小学校給食では、全11校自校調理方式で、座間市産農産物も重量にして34%(2015年度)取り組んでいますが、中学校では家庭弁当、2005年から業者弁当も導入をしてきました。しかし、2008年に中学校給食を望む議会への陳情が採択され、中学校給食の在り方検討懇話会(PTAも委員として入る)の提言により、選択式、ランチボックス型デリバリー式の給食が2015年の9月から2校の試行としてスタートしました。献立・食材の発注は市栄養士(臨時職員)、調理・配送を業者に委託する方式です。

試行時に応募した調理委託業者は1社のみ、実施後明らかになったのは業者の事業所には野菜を切るスペースがなく、野菜はほとんどすべて(キノコ類以外)がカット野菜ということでした。異物混入による事故報告書から、カット野菜は、次亜塩素酸ナトリウムに5分漬けていることも判明しました。もちろん市は了解済みのことで、カット野菜製造業者も市の物資納入業者に認定されていたのでした。

座間市では、地場産物をできる限り取り組んでいくことも明示している「学校給食の食品の安全に関する基本方針」という簡単な食材についての規定を持って、小学校給食を実施しています。中学校給食試行実施前は、中学校も小学校に準じてとのことでした。しかし、現状は座間産農産物の取り組みは不可能、米・牛乳(牛乳は他県産地とのブレンド、県内原乳のない時もあり)は県内産ですが、他の品目での県内産使用は半分の6か月で1~2品目ずつ程度(2016年度)となっています。野菜については、市栄養士はカット野菜製造業者に発注する際“県内産をお願いしている”ということですが、仕入れはカット野菜業者に任されているためか、4月・2017年2月・3月に大根使用のみです。カット野菜の使用については調理業者の施設環境により引き起こされたわけですが、予防原則で行うべき学校給食なのに学校給食たりえるかと感じざるを得ません。また、選択式だからそこまで力は入れられないといった姿勢もうかがわれます。

この3月末に残り4校分の調理委託業者を公募し、現在受託している事業者が1社のみの応募で受託しました。見積もり限度額は喫食率40%で286円(税抜)です(これから契約金額が決まります)。一方、鎌倉市が今年度11月から同じくランチボックス型デリバリー方式で中学校給食を始めますが、事業者公募結果を見ると、喫食率50~60%で435円(税抜)という提案金額です。喫食率73%(2015年)で全員喫食を目指している逗子市は、想定利用率55%として限度額390円の調理委託料(喫食率に応じて単価が変わる方式)としています。両市とも食材については、小学校での自校調理と同様地産地消・産地提携等の取り組み方針を持っています。また、両市とも事業者に工場建設に至らせています。食材費は保護者負担の給食費で賄うにもかかわらず、調理i委託料が食材の質の差を生じさせていると言わざるを得ません。

座間市の現在の事業者では、調理場の拡大等改修をしないことには改善は難しいといえます。しかし、現在のところ市教育委員会はカット野菜を使わない方向への努力をする考えはありません。市民の声を集めて働きかけていきたいと考えています。