世界は脱原発・脱石炭に向かう

2017年7月30日 16時48分 | カテゴリー: 活動報告

7月29日、〝福島の今とエネルギーの未来”と掲げたFoE Japanの報告会に参加しました。6人の発言者から活動報告、情報提供がありました。中でも、満田夏花さんによる「福島原発事故の被害の実情」、深草亜悠美さんによる「世界で進むパワーシフト~台湾・韓国など」が印象的でした。今年3月の福島県の発表では、避難者は77283人、区域外避難者は12239世帯、2万6000人以上(過少の数字とのこと)、この4月から住宅支援が打ち切られながらも8割は避難先にとどまっているのことです。神奈川県内には2561人という数字が出ています。この中で、満田さんたちは〝3・11甲状腺がん子ども基金”を立ち上げ、小児甲状腺がん患者への療養に保給付を行っています。この事業で昨年12月から今年3月までに福島県内58人、県外23人計81人に給付を実施し、長期間手術を待ったり経過観察が続いたり、自覚症状によって受診し発見が遅くなった例など、また、診断後進学や就職などを変更したり断念した方が25%いることが分かったそうです。県外については健康調査も行われず、こうした状況は満田さんたちの様な民間の活動を通してしか見えてこないということを知りました。

また、深草さんから、最大原発保有国アメリカは1979年のスリーマイル島の事故以降は新設しておらず、原発寿命は40年、平均29年という中で、どんどん数が減っているとのこと、今年1月には

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、台湾が2015年までに脱原発にする改正電業法を制定し、石炭も削減して行くことの話があり、3・11が大きく影響したとのことでした。この動きは、ベトナム、韓国でも見られ、脱原発・石炭を減らす方針を決定したとのことです。

3・11の当事者である日本では、被害者の支援も十分でなく、脱原発の方針も持てないとは・・・市民の実践をひろげていくしかないと再認識した報告会でした。