大和市さくらの森保育園 10人定員の一時保育事業を実施

2017年11月5日 21時17分 | カテゴリー: 活動報告

11月2日、相模大塚駅から5分、大和市桜の森に2011年に開園した60人定員の認可のさくらの森保育園を、子ども子育てプロジェクトで視察しました。木を多用し中庭のある2階建ての園舎の中に1部屋一時預かりの部屋を設け、定員10人(緊急2人月ぎめの非定型8人)の一時預かり事業を実施しています。理事長の伊地知さん施設長の宮元さんからお話を伺いました。活動の中から見えてきたニーズに対応して、さらに別の場所(マンション)で、9人の小規模保育と親子の広場、子ども食堂を展開しています。そして小規模の受け皿の問題もあり、分園も考えているとのことです。

一時預かり事業を独立して行っているのは、そもそも認可の前身の認定保育園の際に一時預かり事業をしたくて認可保育園の実施となったともあり、必要性の主軸は全ての子育て中の方への一時預かりとの言葉に信念を感じました。最近は、困難な家庭が少し減り、発達面での困難さのある子どもが増えているとのことでしたが、認可と違い一時預かりは保護者と園との直接契約なので、母親がどんな思いで来たのか、気持ちが理解しやすく、課題が見えれば関係機関につなげたり、広場での対応をしてきたそうです。

この間横浜市の一時預かりの現場を視察してきましたが、横浜市は乳幼児一時預かり事業が制度化され、低年齢や障がいの子どもの保育への加算がされていることから、事業として成り立つようでした。一方、大和市では、要望を行い就労理由だと上乗せができるようになったともありましたが、事業としては、人件費と経常的な経費で2150万円ほどかかるところ、国からの補助金585万円と利用料(料金は認可に合わせている)とで1087万円ほどの収入とのことなので、赤字になっているそうです。

座間市では、一時預かり保育は、公立9園では1園も行っていません。私立は15園のうち7園に限られ地域的ばらつきもあります。スペースの問題はありますが、費用面で取り組みが難しくなっていると考えられます。しかし、利用者の利用目的では昨年度59%が就労等(傷病入院は7%、リフレッシュは34%)です。また横浜市の保育園の一時預かりの実態では週3日までの就労ニーズが高いとのことから、一時預かりが就労ニーズに対応できる支援として大きいと言えます。次期計画は新たな保育園開設のみの方向ではなく、一時預かり保育実施園の拡大を計画することが必要と考えます。