利用しやすい一時預かり保育むけて実施園の拡大を

2017年12月2日 11時36分 | カテゴリー: 活動報告

神奈川ネット子ども子育て支援チームでは、横浜市内の「子育て子育ち支援センター一時保育さんぽ」「ピッピ保育園」、大和市内の「桜の森保育園」を訪問し一時預かり保育のヒヤリングを行いました。一時預かりの現場では発達障がいの傾向のある子どもの増加があり、他の子どもと過ごす・集団生活のためといった利用目的も増えていると聞きます。また、直接契約となることから、精神的・身体的な課題を持つ家庭、ひとり親・虐待等の生活困難家庭へのフォローも求められている状況もあるようです。また、事業者により、一時預かりの場から、親子や、親同士のネットワークする活動を生み出しているところもあります。一時預かりは人がつながり、地域に開く窓となっているとの現場の声を聞きました。待機児童解消の有効な方策であり、かつ以上のような多様な子育て支援となり得る一時預かりの場です。

市内保育園で一時預かり保育を実施しているのは、私立15園のうち現在7園です。市内には公立保育園は9園がありますが、スペースや保育士不足から1園も行っていません。地域的にも偏りが生じています。昨年度6園の合計定員数は48人、1日にして17.7人の利用です。定員数から年間実施日数をかけた確保数が延べ7140人に対し、利用は延べ4236人でした。数字からでは、空きがある状態、確保された定員に対し、ニーズはまだまだ少ない状況とも見えます。しかし、一杯で断られた、保育士がいなくで断られたとの声を聞きます。担当課も利用日が重なり申し込めない、保育士不足のため受け入れられない状況にあることをとらえています。したがって、ヒヤリングに伺った定員いっぱいの利用をしている横浜の一時預かりの状況は利用しやすい環境があるからこそといえます。座間市の状況はニーズが少ないのではなく、利用しにくい要因があるからと考えます。その要因には、利用料金や情報発信の仕方もありますが、実施園が多くあるかが大きいと見えてきました。

県内 13 自治体の調査から一時預かり延べ人数の状況を見てみると、一時預かり利用延べ人数を就学前児童数で割った一人当たりの利用回数に差があることがわかりました。座間市は、 0.7 回ですが、川崎市・綾瀬市は倍の 1.4 回を超え、横浜市・藤沢市・平塚市は 1.3 回を超え、大和市・鎌倉市・平塚市では 0.9 回を超えています。これに相関関係があると考えるのが、全保育園中の実施園の割合です。座間市は27%ですが、厚木市では 95 %、大和市83%、綾瀬市60%、横浜市55.6%、平塚市46.3%、藤沢市30.8%と高い自治体は、座間市よりも一人当たりの利用回数の多い状況です。実施園を増やしていくことが、より近くの園での実施が増え利用しやすくなること、同時に利用場所が増え、希望利用日程が重なり利用できないということとが減らせるかといえます。また、実施園が増えるためには、担当課が一時預かり事業は支出が収入を上回る状況ととらえるように、国の補助金の増額や横浜市のような事業継続ができる市の加算が必要です。

こうした観点から、12月議会において一時預かりの実施園を増やすことについて問いました。