地域が見守る、地域がつなぐ若者支援

2017年12月4日 07時36分 | カテゴリー: 活動報告

11月26日、ユニット座間主催による市民自主企画講座の第2回「若者の貧困―学校現場から―」に参加しました。昼間の定時制高校向陽館の生徒の現状を、今年度から勤務の副校長の有我知江子先生と向陽館高校3年目の養護教諭の片平美穂子先生からお話聞きました。向陽館は現在在籍1000人、午前部と午後部に分かれており、一日4時間で4年のスケジュールとなっています。座間市内の生徒は1割で、相模原市・横浜市・大和市他からも来ています。有我副校長によれば、生徒の特徴は、メンタルが弱く、外国につながる子(100人を超える)や、発達障がいの子が多いとのことでした。経済的に厳しい家庭が多く、副校長着任の今年度当初は240人中70人(1年生か)が授業料を払っていなかったとのこと、生活保護家庭と非課税世帯が30%を占め、シングルマザーが圧倒的に多いとのことでした。保護者は心のゆとりがなく、自ら支援を求めない、地域の支援が重要との言葉がありました。昨年から、県のスクールソーシャルワーカーが拠点校として配置となったので、いろいろなところにつないでもらい助かっているとのこと、スクールソーシャルワーカーと距離が近いことで、相談の質が高まったとのことでした。

片平養護教諭の話から、保健室に来る生徒の現状を知りました。ほぼ全員が配慮の必要な生徒で、保健室はほっとステーションの役割を果たしているとのことでした。健康面で心配な生徒に検診をすすめても病院に行くのは3割、お金がかからず出来ることを伝えているそうです。発達障がいや虐待、自殺願望、妊娠などの問題に個別対応をしています。中でも、自殺願望が高まって、終業時間まで話をしていたが時間切れで心配で別れた生徒は、帰り道、橋から落ちようとしているところに出くわした女性に話を聞いてもらい、自殺を思いとどまったとのは話がありました。そして、地域の人が見守ってくれる、学校外の時間を地域がつないでくれたとの言葉がありました。現在の若者の現状を多くの人が知って、地域の生活のなかで支え手になると認識していくことが必要だと感じました。