神奈川ネットは社会を変える市民活動を応援します

2018年1月19日 15時17分 | カテゴリー: 活動報告

チャレンジ基金贈呈式

1月16日ヨコハマ創造都市センターにて「市民社会チャレンジ基金交流会」を開催しました。『市民社会チャレンジ基金』は、神奈川ネットワーク運動が2001年に創設した基金です。
公のサービスに頼ることなく、世の中に必要な「もの」や「サービス」は自らつくりだす、そういう行動力をもった市民が、社会を変えていく原動力になっています。市民が自分たちの暮らすまちの政治に関わり、政策をつくり、政治を動かしていくのがあたり前の『市民社会』を形成するために、「女性」や「市民」によるローカルパーティや多様なNPO等の創設、政策づくりを、市民の寄付金を原資にこの基金は応援しています。交流会では、第26期(2017年度)の助成団体への贈呈式と助成団体の一つ「パノラマ」代表理事の石井さんより活動報告をいただきました。

パノラマは県立田奈高校で図書館カフェを始め、交流型の相談や予防型支援を行ってきました。今後全国5か所で自治体関係者や高校関係者、NPOを対象にフォーラムを開催、取り組みをひろげていくことが期待され、2回目の受賞となりました。

パノラマの石井さんの〝福祉以上就労未満の若者たち”と題した報告では、生活保護まではいかないが、正規就労は難しい若者が増えている、これに歯止めをかけるには、学校内でのケアが重要なことから、校内カフェをひろげる活動をしているのことでした。高校生の年代では、中学校卒業で進路未決定が4万人、高校中退が4~5万人、フリーターが1万人、就労しても1年以内にやめてフリーターになるのが3万人、あわせておよそ15万人にもなるそうです。県内5校あるのクリエイティブ高校(試験も内申書もない)の2校でカフェを開いているが、様々な困難を抱えている学生の家庭の多くは経済的に厳しいとのこと、飲み物お菓子、地域の方がつくってくれたミネステローネなどを食べながら、カフェで会う回数を重ねることで高校生には”信頼貯金”がたまっていき、高校生の方から相談してくるとのことでした。卒業生も訪れるカフェ、12時~16時オープンし、16~17時はその日の課題を支援プランに変えていく振り返りをしているそうです。パノラマを含め地域の大人との交流支援の場となり、学校の先生の支援とともに、きめの細かい支援となっているとのことでした。

昨年11月にユニット主催の市民自主企画講座にてお聞きした、市内にある昼間の定時制高校県立向陽館高校の副校長先生・養護の先生のお話を思い出しました。向陽館高校はメンタルが弱く、外国につながる子や発達障がいの子が多いこと、また生活保護家庭と非課税世帯が3割を占め、シングルマザーが圧倒的に多いとのことでした。先生は様々な相談に乗って対応しているのですが、保護者は心のゆとりがなく、自ら支援を求めないことから、地域の支援が重要とのお話でした。 パノラマの活動報告を聞き、改めて地域の市民として困難を抱える若者支援に行動していかなければ感じました。