地域が支える子育て ―拠点から見えたニーズに地域でサービスを創り出す―

2018年10月28日 15時31分 | カテゴリー: 活動報告

 10月25日生き方・働き方研究会による「子どもの育ちを社会全体で支える」講座②社会資源の創出とコミュニティワーク に参加しました。
 地域子育て支援拠点「にこてらす」を運営するNPO法人さくらんぼの理事長伊藤保子さん、お福分けの会の野中佐和子さん、カムオン・シェシェの金子真澄さんにお話をお聞きしました。お福分けの会もカムオン・シェシェも拠点にこてらすでの関わり(利用者支援事業等の相談)の中でニーズを発見し、生まれた任意団体です。お福分けの会は、にこてらすに塩ごはんを持ってくる子がいたことからフードバンク事業をスタートしました。現在85家族(うち68%の58家族がひとり親家庭)が利用しており、原則仕分けポイントまで取りに来てもらい、仕分けをして社会参加している人もいるそうです。会って困りごと等の話ができます。

                                

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  にこてらすに来る外国人が子育ての制度や習慣が自国とは違い困っていました。そこで、困った人がいれば助けたいと外国人同士が助け合う、外国人の子育て家庭向けの通訳・翻訳を地域で暮らす同国の人がお手伝いするグループ「カムオン・シェシェ」を立ち上げました。通院、生活保護・健康保険等の申請手続き、乳幼児健診、入園・入学式・懇談会・個人面接の際の同行通訳、保育園・幼稚園連絡帳、学校などからの保護者向けの書類、自治会の回覧等の翻訳です。この地域は中国、ベトナム、フィリピンの方が多いそうですが、中国語、ベトナム語、タガログ語、韓国語、英語が話せるメンバーがいます。また、「ら・楽・La」という外国人のための子育て情報サイトをつくっています。
 外国人が増えている座間市では関連する言語支援として、市の独自事業の「外国人子女日本語指導等協力者派遣事業」があります。外国人児童生徒で国際教室に所属しているのは2018年4月現在、122人、全児童生徒の1.26%です。国際教室(対象者が5人以上で設置)のない、小学校1校、中学校4校でも個別対応をしているとのことですが、その中でこの「外国人子女日本語指導等協力者派遣事業」を利用しているのは66人(2017年実績)、半分ほどです。しかも、利用できる頻度も1年に6~8回ほどです。利用頻度はこれで十分なのかと考えます。また、未就学世帯は利用できません。予算上これ以上増やせないとのことですが、支援者については市民と市民のたすけあいという視点から地域に住む外国人を選定するというものではありません。謝礼金1回5000円、公募はしておらず、不足の言語者の募集は県の教育委員会に求めています。以前ヒヤリングの際、公募の必要性を問いましたがその方向はありません。カムオン・シェシェは民間団体ですが、カムオン・シェシェのように地域に住むの外国人や支援を希望する市民の協力を求め、地域力を活かして、未就学児世帯も含めて子育て世帯に必要なニーズに対応する制度に拡充していくことが必要と考えます。