4月本格稼働高座クリーセンター見学 事業系ごみの削減資源化を!

 

 6月26日、神奈川ネットワーク運動座間市民ネットでは、4月から本格稼働した、座間市海老名市綾瀬市3市で構成する一部事務組合の清掃処理施設「高座クリーセンター」の見学会を行いました。今回は企画を掲載したまちづくりレポートを見ての参加の方が3割を占めました。関心の高さをうかがわせます。

 説明員は、高座エコクリエイション(株)の清田さん。新炉はストーカ炉となり(旧炉は流動床炉)、他自治体では自治体職員が運転している炉ですが、新たな清掃施設はDBO方式を取り、資金は自治体ですが設計建設運営は民間、特別目的会社(SPC)高座エコクリエイションに委託することになりました。建設費は175億6,080万円(税込)、運営  維持管理業務委託費は20年で139億400万円(税込)、年にして6億9,520万円です。炉が老朽化していたこともあり、塵芥処理費は15億円前後かかってきた(2017~2018年度は建て替えを前に最低限の維持管理となり減っていますが)ので削減されているとは言えますが、組合議会の予算決算の項目から個々の点検や処理や作業などの内訳がなくなってしまいました。委託することで見えにくくなりました。

手前受入ピットから左の貯留ピットへ移し攪拌してさらに左の焼却炉投入口(火格子19本13段からなる幅15メートルほどのストーカ炉)へとクレーンがごみを運ぶ。下から上に動く逆燃焼ストーカ炉のため燃焼効率が良いとのこと。処理量が上回っても、この貯留ピットが9日分貯められるから大丈夫とのこと。夏は臭うでしょうね

処理量が

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手前のピットに事業系パッカー車からダンボールが混ざったごみが多量に投入される

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1本の火格子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 当日、事業系パッカー車のごみ投入扉から落とされるごみに、ダンボールがたくさん混じっているのが見えました。新炉は処理量65,776t/年、旧炉より30%削減の122.5t/日が2炉の245t/日となりましたが、搬入量は74,477t/年(2017年実績)と上回っています。市民のごみは目標には達していませんが年々減少している(海老名市は人口が増えているため微増)一方、事業系のごみは、座間市は現状維持、海老名市綾瀬市は増加しています。事業系のさらなる減量資源化が必要です。事業系の処理手数料は25円/㎏、ほぼ処理単価なのですが、周辺の焼却施設の中では高い金額なので値上げできないと言います。しかし、武蔵野市では2013年に20円/㎏から倍の40円/㎏に上げ、ごみ量は3割削減、同時に生ごみの資源化量が2倍になりました。これまでに手数料の値上げや食品リサイクルへの誘導策、多量排出事業者の基準の厳格化(県市平均では2.25t/月以上が座間市は10t/月以上)、訪問調査事業所の増加の提案をしてきましたが、積極的な取り組みがされていません。

 ごみ燃焼による発電4890Wは、隣にある温水プールと高齢者の入浴施設に1100Wの廃熱・温水を送り、残りを現在はPPSに売電しているとのことです。参加者から非常時の蓄電機能があるのか質問がありました。蓄電機能はなく、発電機で1炉を立ち上げその熱でもう1炉を立ち上げます。昨年視察した2017年稼働のまちの真ん中にある武蔵野市の新炉は、都市ガスのガスコージェネレーションにより再稼働するしくみです。

玄関口に掲示してある発電状況パネル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 質疑応答の中で、小型家電の持ち込みのしくみが座間市と海老名市綾瀬市とは異なっていることを知りました。また、海老名市は秋から家庭系ごみの有料化が始まります。3市の地域ネットでの情報交換・勉強会を継続し、神奈川ネットのごみ政策を提案していきたいと思います。

新幹線の線路より前方に広がる畑から造成中の区域3.7haが本郷公園になります。焼却炉建て替えに伴い、地元との協議で買取代替え地提供の公園化。費用は27億円