化学物質を買わない取り込まない生活を!

  6月29日、生活クラブ運動グループ11団体からなるコミュニティオプティマム福祉・ユニット座間の総会後の学習会「香害学習会」に参加しました。講師は、日本消費者連盟(日消連) 洗剤部会、合成洗剤をやめて命と自然を守る埼玉連絡会の入江映子さん。

  まず、日消連作成のDVD「香害110番」を上映し、柔軟剤や洗剤等の香りにより症状が出て苦しんでいる当事者の声を聞きました。講演では、香害の主な4つ原因、香料・柔軟仕上げ剤・マイクロカプセル・合成洗剤の問題点を学びました。香料は物質名が企業秘密で公開されず不明なこと。柔軟仕上げ剤は毒性の高い陽イオン界面活性剤が使用され、陽イオン界面活性剤には水質基準がない。強い毒性のあるイソシアネートが出てくるマイクロカプセルは、ウレタンやメラニン樹脂からできており、8割以上は下水に流れ収不可能。合成洗剤は成分の9種類がPRTR法の第1種指定化学物質に指定されている有害物質。

  なかでもEUは「データがなければ市場に出さない」という予防原則に対し、日本はアメリカと同じ「データがなければ規制しない」というリスクと規制の姿勢の違いについてのお話は印象的でした。DVDに出てきた経産省、環境省、消費者庁各省庁の役人は皆‟知見がないから規制できない”とのことでした。3月議会の一般質問で香害の啓発の提案をしましたが、座間市担当課の見解も同じく有害性が立証されていないため、何もしないとのことです。しかし、様々な公害の歴史を見ても、関連を立証できるころには多くの被害者が苦しむ状況に至っています。

 イギリスの産婦人科学会が発表した「妊娠中の女性のために」の8項目は参考になります。
①可能な限り加工食品より生鮮食品を買う ②缶やプラステック包装の使用を減らす ③保湿剤、化粧品、ボディソープ、芳香剤などの使用を最低限に ④妊娠授乳中は新しい家具・フッ素樹脂塗装フライパン・織物・自動車の購入は控えめに ⑤家庭園芸・住宅・ペット用の農薬使用は控える ⑥塗料の臭気を避ける ⑦薬局での鎮痛剤の購入は必要時に限る ⑧有害物質は含まないという表示、天然であるとの表示があっても安全と言えないので中身をしっかりチェックする

 気がついた市民が香害を生まない、日々化学物質を取り込まない生活をすることが大切なことを改めて学びました。そして、埼玉県では県が香害の啓発ポスターを作成し、貼ることを促しているとのことですが、それは入江さんたちが6年も継続して働きかけてきたからとのことでした。化学物質への啓発や石けん運動はあきらめずに、市民が継続して働きかけていく重要性も学びました。