遺伝子組み換えもゲノム編集も遺伝子操作!

2019年8月5日 14時15分 | カテゴリー: 活動報告

 8月1日神奈川ネットワーク運動サマースクールにて、講師「食を考える会」の野本健司さんによる「遺伝子組み換え食品を考える」に参加しました。

 家畜のえさや油の原料となるトウモロコシ・大豆・なたねへの輸入依存度が90~100%と高い日本、これら作物の輸入先のアメリカ、ブラジル、カナダは88~97%が遺伝子組み換えです。遺伝子組み換え作物の日本の承認数が8作物318種類で世界で断トツ多いとのことは、自給率が低い日本の農業政策の結果ともいえます。

 学習会でしっかりと認識できたのは、遺伝子組み換えは新たな遺伝子を入れる問題とともに、入れた遺伝子により休眠していた遺伝子を活性化させ予期せない有害物質を生み出す可能性、またゲノム編集は、DNA酵素で遺伝子を壊すがDNS酵素は複数使われ、他の遺伝子への影響はわからないこと、両方とも生命の元である遺伝子への操作であることです。

 遺伝子組み換えゲノム編集も、欧米では一緒に扱っているそうですが、日本では別物として扱っている、また、新たな遺伝子を入れないゲノム編集は品種改良と報道されている、等のことは、野本さんいわく、遺伝子組み換えもゲノム編集を進めていきたい側は‟ゲノム編集は遺伝子組み換えの轍を踏まない”と言っていることに尽きると言えます。そして、野本さんによれば、モンサントなどはゲノム編集で、新たな遺伝子を入れる技術を待っているとのことでした。ゲノム編集は遺伝子組み換えより低コストで効率の良い技術といいます。

 3月の厚労省の調査会の報告書の通りにゲノム編集食品が承認されたとのことなので、表示が課題となっていましたが、6月20日の消費者庁の食品部会は検証可能性から「表示義務化は難しい」との認識が示されています。遺伝子組み換えでは限られてはいますが表示があり選ぶことが可能ではあります。しかし、このままではゲノム編集技術で新たな遺伝子を入れて安全性審査は課されても、検証できないから表示もできないということが起きないか不安が高まりました。
遺伝子組み換え食品は法規制がありますがすべてについての表示義務が必要なことを継続して求めながら、署名に取り組み、全てのゲノム編集食品の安全性審査と表示を求めていきます。