ガラスや陶器類など燃えない不燃物をなぜ焼却?!

  2019年12月24日、海老名市綾瀬市座間市、3市が構成するごみし尿処理の一部事務組合、高座清掃施設組合議会臨時会が開催され、10月から組合議員となっての出席です。補正予算として3億8520万万7千円の提案があり、主には決算による繰越金の3億9520万円、他の主たるものは衛生費、塵芥処理費の委託料の3384万5千円です。

 内訳として、消耗品の減や余剰電力売却代の増による委託料相殺もありましたが、補正予算提案の中身は、ごみ処理費が予算時よりも800t増える見込みから102万3千円増と、焼却灰処理費が4000t増える見込みから1億7353万7千円増 という内容です。

 この10年、家庭系可燃物、不燃物、粗大ごみ減少傾向にある中で、今回配布された今年度のごみ搬入量概算の資料によれば、今年度は事業系可燃物も前年度よりも減少見込みの中、不燃物と粗大ごみが昨年度の120~130%増の見込みとなります。(座間市資源対策課によれば、小型白物家電を中国が引き受けなくなり可燃物として増えているとのこと、高座では内容をつかんでいない!)そして、焼却灰の率が8%から12%になったとのことです。

 これは、直営の昨年度までは不燃物は焼却炉に入れず、そのまま直接溶融固化する業者不燃に委託していましたが、今年度高座エコクリエーションへの運営委託となり、不燃物の処理方法が変わり、不燃物も焼却炉に投入することになったためとのことでした。
 800トン増えて74,880tのごみ量であり、焼却灰が4000トン増えて倍近い10,057tになります。計算すると灰の率はもっと多く13.4%です。

 費用的には、4000tが1億7353万7千円とのことなので、4万3384円/tであり、昨年までの不燃物・焼却灰処理単価が、50328円/t ~54972万円/t と比べ安くなってはいます。
 しかし、不燃物の分を焼却炉に入れても、不燃のガラスや陶器類など、燃えずにそのまま灰となって出てくるのです。焼却する必要がない不燃物投入のために重油を多く投入することや、それによってCO2も多く排出するなど、この処理方法は循環型社会に逆行するものです。また、市民が分別して出したものを、一緒に燃やすというのは理解しがたいものです。
組合議会において、この方式について問うと、新炉建設運営事業者募集時にこの会社が焼却する方式で提案しており、この方式で炉ができているので大丈夫であるとの見解でした。

 2013年8月の施設整備基本計画書にも、2015年8月の新ごみ処理施設整備・運営事業 の要求水準書にも、不燃物を焼却するとの記述は見えません。 不燃物の処理や焼却灰の率について、他自治体の焼却炉のあり方を調査していきます。