またも火災発生 不燃物の焼却炉への投入が起因!

 

高座清掃施設組合提供

高座清掃施設組合提供

高座清掃施設組合提供

   5月8日、またも座間市海老名市綾瀬市で構成する高座清掃施設組合の焼却炉で、火災が発生しました。昨年9月30日にも保険対応が出来たとはいえ6034万円もの修理が必要となる火災が起きています。また、今年1月6日にも炎が発生しています。今回は、ガスの残ったボンベ・スプレー缶、1月は金属片、昨年9月はリチウム電池と思われるとのことで、いずれも不燃物・粗大ごみを破砕して処理しコンベアに載せて焼却炉に投入する工程で発生しています。

 昨年度4月から建替えた新しい焼却炉(ストーカ炉、122.5t炉×2)が本格稼働していますが、以前の焼却炉では火災発生事故は聞いていませんでした。以前の炉では、不燃物・粗大ごみは破砕してそのまま溶融固化する事業者に処理をお願いしていました。しかし、新しい焼却炉になって、不燃物・粗大ごみを破砕して焼却炉に投入するシステムに代わりました。9月の火災の詳細が判明してきた12月の高座清掃施設組合議会において、投入するしくみを変えるべきでないかと問いましたが、事業者選定において選考された事業者の設計が投入するシステムであるから変えるということはないということでした。そうした中、再び火災は発生しました。

 不燃物・粗大ごみをそのまま溶融固化に処理する費用単価(2018年度50,328円/t~54,972円/t)よりも、新しい事業者の不燃物・粗大ごみも投入しての焼却灰の処理単価は43,384円/t)は1万円ほど安くは提案されています。しかし、火災による修理費用は莫大です。また、県内関東近郊の比較的新し焼却炉の自治体・事務組合10か所に聞いたところ、不燃物・粗大ごみを焼却炉に投入する炉の方が焼却灰の発生率が高くなっています。

 また、不燃物の分を焼却炉に入れても、不燃の陶器類など燃えずにそのまま灰となって出てくるのです。焼却する必要がない不燃物投入のために重油を多く投入することや、それによってCO2も多く排出するなど、この処理方法は循環型社会に逆行するものです。また、市民が分別して出したものを、一緒に燃やすというのは理解しがたいものです。

 火災事故が続く中では、不燃物・粗大ごみの焼却炉投入システムは検討すべきと考えます。

 また、そもそも市民が搬出する不燃物・粗大ごみなので、特に、リチウム電池は回収店に返す、カスボンベやスプレー缶は使い切るなど、市民のマナーの徹底は必要です。座間市では、この間発生した火災の詳細についてお知らせされていないため、修理費用等も公開し、市民の搬出マナーの徹底を進めていくべきです。